アラーキー!!!にぐちょぬれ。

 今日は新宿までアラーキーの写真展を見に行った。
いやはあ、実はNADIFで新しい写真集を見てしまってずっきゅーん、と、
やられちまったワケ。かなり久しぶりに。
 彼の新しい写真は「花」なんだけど、花に直接リキテックスでペイントして
それを写真にとってるんだけど、それがすんごいいいの。花の構造の美しさと
リキテックスサイケデリックな、ビビッドなカラーが交じり合った空間の
美しさっていうか・・・・ちょうどビデオも上映してて荒木さんが伊藤さんと
いろいろ今回の写真についてしゃべってんだけど、「やっぱり、こう、花って
いうのは性器だから、ペイントでぬれながら写真というセックスするわけ」とか
「こう、原色の子宮の中にどんどん入っていくんだよねー」とか「体内回帰して
アナルから出てくると青空なの」とか、相変わらずの荒木語で飛ばしてるんだけど、
やっぱりこのおじさんただものじゃないなあ、と、思ったのさ。
 なんせ、花っていうのは植物学者のリンネとか好きな人はわかると思うけど
すんごい神秘的でサイファなものだと思う。構造もそうだけど、シンメトリカル
な状態を生み出す遺伝子の役割とか、あのカラーや昆虫とのかかわりあい方とかさ。
セックスっていうか肉欲っていうイメージからほどとおい、花という性器。