「性表現のアヴァンポップ考現学。あるいは・・・・

かっこいいフェラチオをする女の子について、アタシが知ってる2、3の情事」


「SEXできれいになる」というananの伝説的キャッチコピーが生まれたのはいつだったんだろう?(まあ、こんなことは調べればすぐわかるんだろうけど、今日はめんどいので少し他って置こう。このモヤモヤした気持ちを、あとちょこっとアタシの胸の中でかわいがってやってもいいような気がするから)

アタシはananがほんの少し好きだけど残りは大嫌いだ。だってこんなのイメージだけじゃん。セックスも、恋愛も占いも、ダイエットも。ファッションも。そしてそれらのミックスされたライフスタイルってヤツも。何もかも。例のギター侍じゃないけどさア。「残念!」「どんなきれいな顔してるアンタ達でも、年齢プラス10ヶ月前は汚いオヤジの金玉の中ですから!」って言いたい。どんなアイドルだろうが天皇だろうがもともとの半分は精子じゃん。御懐妊とか言うなー リアルな表現は生ハメ中田氏でしょうが!(アー こんな文書いてるとますますキチガイ扱いで嫁の貰い手がいなくなるんだろうなー まあ、いいけど。あ、今、昔の彼氏がギャグで言ってた「オレはカメハメハ大王じゃなくて生ハメ派大王だから」っていうネタ思い出したー ばかでえー )




時折、思う。




ananの版元からデータぱくって中身を中川敬特集やってる「ガロ」とか「裏BUBUKA」とか「危ない一号」とかタイで売ってる死体雑誌にしちゃえたらなー と。なんか、こう、街中にあふれ返ってるヒラヒラ、フワフワした服を着て、シホのコピーぶってる女の子の浮かれた気持ちいっぱいの風船を針でつついて壊してやりたいキモチなのだ。

ハーア。病んでるな。アタシ。

例えば、anan読者の女の子のセックスを全部隠し撮りして分析したらどうなるんだろうなア。逆にガロ読者の女の子だけ集めてみるとか。みんな本当はどういうセックスしてるんだろう?気になる。教えて、anan読んでるエロい人。ガロは知り合いにいるからなー いっぱい。

さて、とりあえずananで昔、ちょこっとまともに読んでたのは魚喃キリコ のところくらいだった。彼女のマンガにはすんごいハマった。セックスの描写がかっこいいのだ。こう、ストーリーと絡まった切なくてギザギザした、憎しみとその裏返しの愛情でズタズタになっていく登場人物たちの、一瞬を切り取られた白黒の裸体。そんな停止した光景や風景を見ていると自分の中の過去の一瞬一瞬がすっごくリアルにやってきてアタシを飲み込んでいく。「はじめてのものに」という、「痛々しいラヴ」に収められた短編があって、そのストーリーがちょっとアタシの体験に似ていて好きだ。特に主人公の女の子のするフェラチオが涙が出るほどかっこいいのだ。すっごく、ストイック。ストイックなフェラチオ。(うーん、さっきから何言ってるんだ!アタシは)でも、それを読んでるとこう、ジーンときて思わず好きだったヤツのチンコ咥えてたときのコトを思い出して、泣きそうになる。あの瞬間はもう戻ってこないんだろうなあ、って。

さて、アタシは魚喃キリコも大好きだけど、安彦麻里絵とか南Q太とか山田ないととか志村貴子とか内田春菊とか、まあ、いわゆるH系マンガ家が好きだ。これは80年代岡崎京子から連なる系譜で、その細分化(ネタとベタ)でもある。そしてオトコノコが大好きな萌え系も、まあ、一様、面白いのでチェックしてる。でも町田ひらくとか駕籠真太郎とか町野変丸とか朔ゆき蔵とかはどうジャンルわけすればいいんだろ?こういった作家って単なるエロじゃなくて、こう、ぶっ飛んだエロだよねー こう、ゼッタイ女の子のマンガ家じゃ無理なのだ。あえてこのジャンル?に近いといえば原律子くらいだろうか?最近は書いてるのかな?彼女。すっごく面白いんだけど。

またまただいぶ前の彼の話になるんだけど、顔はすっごいいいんだけど、キャラがダメダメだったカレはアタシが部屋にいくとまず一言めに「フェラして」だった。まあ、アタシもそんなにキライじゃないから最初はしてたんだけど、最後はさすがにイヤになったなー こう、つくづく思うんだけど、なんで女の子はあんなエイリアンの頭みたいなのペロペロなめれるんだろ。ちっともおいしくないのに。愛って偉大だなあ。こうやって普通に発情もしないで考えてるとゼッタイ変なんだもん。でも、この逆でいきなり部屋入ってきて「クンニして」っていう女の子がいてその彼氏だったらアタシはゼッタイ引くなあ。「そんな汚いタワシみたいなの舐めたくねーよ!」って。でも、そういう女の子を想定して自家発電してる男の子はいっぱいいるんだろうなー 性表現はその内在と客観じゃあ全然意識の格差があるのはなんでだろう?不思議だなあ。